diary            *毎日のできごとを 書いています。
written by lab

長く CHECK&STRIPEの布を織ってくださっていた職人さん、

本間さんが亡くなられました。

85歳でした。

 

CHECK&STRIPEのオリジナルの布の第一号は

本間さんが織ってくださったものでした。

布を作るには、たくさんのロットを作らないといけないので

なかなか決断ができなかったのですが、

友人の嫁ぎ先の本間さんの工場に直接伺ってお願いしたのです。

 

古い力織機がたくさん並んでいる工場は、

外に出ないと 会話ができないほどの音がしていました。

 

夏は暑くて、冬は寒い、その工場を本間さんはたったお一人で運営されていました。

決して、愛想のいい方ではなく、職人らしい気難しい方でしたが、

機械をいつもずっと動かさないといけないということをいつも考えられていました。

 

「次は何 織るんや?」と突然 電話してこられることもしばしば。

その度に 私や担当のスタッフは慌てて、次に織る布を考えなければなりません。

 

そのおかげで たくさんの布が生まれました。

織ったばかりの布はまだ整理されていないので、持ちにくく、重いですが、

それを軽トラに積んで、加工場に持っていくこともされていました。

 

本間さんにCHECK&STRIPEの布を織っていただくようになって17年くらいになるでしょうか・・

昨年の初めくらいから、電話が来なくなってしまい、心配していたところ、

「元気になったから、まだまだ頑張る」というお電話をいただいたのが初夏の頃。

うれしくて7月の「夏フェス」では力織機の特集を組ませていただきました。

 

秋になり、息子さんがわざわざ会社に来られ、体調が思わしくないということを

伝えてくださいました。

会社のみんなで心配して、回復されることを祈っていましたが・・叶いませんでした。

 

ここに、これまで織っていただいた布を一部ですがご紹介いたします。

IMG_3634.jpg   

ハーフリネンギンガム いろんな色で作りました。

CHECK&STRIPE FLORALの表紙のワンピースにもなった布です。

  

IMG_3633.jpg

チャイルドチェック。しっかりとしたブラックウォッチです。

 

IMG_3632.jpg

メロディ。大好きな布でした。

 

チロルやドロップス

このシリーズは懐かしい感じのする布たちでした。

あまり売れなかったかもしれませんが、本間さんの技術あっての布だと思い、

この布を作ることが誇らしいと思っていました。

パリのボンマルシェの日本展の時も、フランス人のバイヤーさんたちがこぞって褒めてくださった布です。

 

 

IMG_35672.jpg

そして、一番たくさん織ってくださったのは、CHECK&STRIPEオリジナル帆布。

いろんな色を作りました。

たくさん作りすぎて、家で仕事をしていた頃 ひと部屋がこの帆布で埋まってしまい、

床が抜けそうになった思い出も。

スマイルトートやTトートなど スタッフがいろんなおまけレシピを考え、

石川ゆみさんなど数々の作家さんも好んで使ってくださった布でした。

 

84歳まで現役で、CHECK&STRIPEのために素晴らしい布をたくさん織ってくださって・・

本間さん、ほんとうにありがとうございました。